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通の編集部インタビュー~「The部活!」

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「部活」と聞いてみなさんは何を連想されるでしょうか。“青春”“汗”“成長”“熱中”…。
イメージは様々ありますが、現在進行形で励んでいる方も、かつて打ち込んだ思い出がある方も、学生時代に多くの方が大きな影響を受けるのが部活動。今回はスポーツをはじめとした、マスコミによく取り上げられるメジャーな分野から「え、そんな部活動があるの?」といったニッチなものまで、都内をはじめとした首都圏の中学と高校のあらゆる部活動にスポットを当てる「中学高校部活動応援マガジン」こと『The部活!』編集部にお邪魔しました。

ご対応いただいたのは、伊藤文人(いとう ふみひと)さん(以下、伊)と、荒井俊也(あらい としや)さん(以下、荒)のお二方。取材時の印象的なエピソードや、個人的な部活動の思い出まで、幅広くお話いただきました。

汁マガジン(以下、汁):「The部活!」はいつ、どのような理由、経緯で創刊されたのでしょうか?
:2014年の春から全ての中高生、また部活動に関わるすべての人たちの活力になればという思いで、東京都高体連会長、東京都文化連盟会長のお力添えもいただき発行することが出来ました。 

:毎号、どのような記事を掲載されているのでしょうか?
:ゆるーい部活から全国を目指す部活、運動部、文化部別け隔たり無く取材しています。キャプテンの想い、それをサポートしている顧問の先生のお話を取材し掲載しています。

:都内の中学校・高校に無料で配布されているとのことですが、一般の方が入手することは可能でしょうか?
:可能です。富士山マガジンというサイトから購入いただけます。()
()汁マガジン編集部注:1冊定価250円(税込) 

:取材先の部(学校)はどのように選ばれているのでしょうか?
:以前から繋がりがあったところ、取材して欲しいとリクエストをもらった学校、珍しい部活などを選んでいます。最近では取材リクエストをいただく学校もだいぶ増えてきましたね。

:読者の方に人気の企画がありましたら。
:シューズの正しい履き方という企画はたくさんの反応をいただきました。灯台もと暗しと言うか、意外と“基本中の基本のこと”って知らないことが多いですよね。

:制作上、大変なのはどのようなところでしょうか?
:基本的にインタビューや撮影、記事のライティングなど一人で担当するのですが、とにかく現場の空気を誌面で伝える事です。現場で起る数々のドラマをリアルに表現するのが難しいです。

「現場の空気を誌面で伝えることが難しい」と荒井さん

「現場の空気を誌面で伝えることが難しい」と荒井さん

:一緒です。取材に行くと部員ひとりひとりの部活動に対する思いをビシビシ感じます。それを限られた字数の中で表現するのは難しいです。取材に行くと心震えたり感動したりすることはしょっちゅうなのですが、それを読者のみなさんにも伝えられるようにこれからも成長しなければならないと思っています。

:逆にやりがいを強く感じられるのは、どのような時でしょうか?
荒:単純に冊子が出来上がった時です!また、取材して記事にまとめ発信するということそのものにやりがいがありますが、本当のところはまだわかりません。取材したなかから将来活躍する人が出て来たりした時にやっていてよかったって思えるかもしれません。

:やりがいというか、“何かを発信する”という仕事にあたって自分の中で大切にしている言葉があって、それは「無人島で咲く花に美は存在するのか?」という言葉です。自分はそこには美はないと思っています。なぜなら、それを我々が認識することができないからです。でもそれが認識できるようになったらまったく違う話だなと思います。それを綺麗と思ってくれる人が現れるかもしれない。そういった意味で、人々が知らない情報を発信するということは非常にやりがいのあることだと思っています。世間的にはマイナーでも、自分たちが「ここの部活動おもしろいよ、だから見てみてよ!」と思えるようなディープな部活動も発信できたらおもしろいですよね。

「マイナーでもディープな部活動を発信したい」と伊藤さん

「マイナーでもディープな部活動を発信したい」と伊藤さん

:制作上、印象深いエピソードがありましたら、ぜひ。
:立川女子高等学校校長兼山岳部の顧問の高橋清輝校長のお話です。3年に1回、必ず海外遠征に行かれていたのですが、高橋校長がお身体を悪くされて登山が難しくなった時期がありました。しかし約10年ぶりに、連れて行けなかったOGの方々を集めて、諦めずに命懸けで山に挑まれるお話はスケールが違い、ジーンときました。

:編集の仕事に就く前は山形で教員をやっていたのですが、「The部活!」編集部に入って最初の取材で、前年まで顧問をしていた囲碁部の生徒にばったり会ったことです。“文化部のインターハイ”こと全国高等学校総合文化祭に囲碁部が出場したためなんですが。後は、工学院大学付属中学校・高等学校の自動車部も印象深いですね。エコラン(燃料1リットルで走れる距離を競う大会)で、前年度に実績を出した車体に改造を加えて参加する他校と異なり、毎回ゼロから車体を組み上げる部員のこだわりと、それを応援する顧問の方の姿勢が素晴らしく、結果として毎回完走することもすごいと思います。

:「これはちょっと珍しい」というユニークな部活をご存じでしたら。
:同じく立川女子高等学校のそば打ち部。私の知っている範囲では全国に二つしかありません。月イチでの活動なのですが、取材した文化祭の当日の朝は大忙しです。

:連載マンガ「ブカブカ」のブタくんはモデルがいるのでしょうか?
:作者に聞いてみないとわかりませんがたぶんいないかと思います。 

:東京以外の地域での展開のご予定があれば、お聞かせ下さい。
:具体的な予定はありませんが、まずは神奈川県等の首都圏で広げて行きたいです。

:学生時代の部活はなんでしたか?印象深い思い出などありましたら併せてお願いします。
:バスケ部でした。在学中というより今になってみんなで集まれたり出来る関係性を築けたのが印象深いと最近思います。
:野球部でした。とにかく夏は暑かったです。あと何かと連帯責任の罰で走らされました……。 

:もしもう一度学生に戻れるとしたらやってみたい部活動はありますか?理由ともどもお聞かせください。
:吹奏楽部!大学時代携わっていましたし、クラシック音楽が好きなので。それか美術部。絵はまったく書けませんが、バスケ部がめまぐるしく月日が流れて行く部だったので、色んな所に行ってのんびり絵を描くなんていう青春時代を送りたいです。
:たくさんあります。将棋、工作(木とか加工したい)、軽音楽、映画、自動車……野球もしたいですけど、候補的にはかなり後ろです。 

:こんな部活があったらいいというものはありますか?
:校務分掌部なんてどうでしょう(笑)。将来学校の先生になりたい生徒が先生の仕事を手伝える範囲で手伝う。お互いにいいかもしれません。
:かくれんぼ部とか? なにか身近なものが競技になってその方法が淘汰されていって全国レベルになるとどうなるかとか見てみたいです。 

:お二方にとって、ズバリ「部活」とはなんだと思われますか?
:何を選んで何を頑張るか、どう頑張るかを学ぶ場所。
:何かと真剣に向き合うこと。

:本日はお忙しい中、ありがとうございました。

「首都圏ならどこへでも取材に行きます!」と荒井さんと伊藤さん

「首都圏ならどこへでも取材に行きます!」と荒井さんと伊藤さん

「The部活!」で取り上げる部活動は『ゆるい部活からきつい部活まで、どんなニッチな部活でも』という基本スタンスそのままに、“書画部”、“和太鼓部”、“農業クラブ”、記事中にも登場した“そば打ち部”など、多岐に渡っています。マスコミで脚光を浴びるスポーツ系をはじめとしたメジャーな部活動でも、あまり知られていないニッチな部活動でも、それに打ち込む部員の想いに変わりはありません。様々な部活で目標に向かって頑張る部員と、それを見守り、指導する顧問の方々の活躍に触れられる「The部活!」はあらゆる世代の方々にお薦めできる情報誌と言えます。

また、頑張りが記事になり、広く紹介されることは、たとえそれが本来の目的では無くても、頑張っている当事者達の大きな励みになることは間違いありません。この機会に学校関係者の方々は「うちの部はこんな活動をしています!」「当校のこの部を紹介してほしい!」という取材希望を編集部宛てに送られてみてはいかがでしょうか。

(2015/08/20 Thu by NAS)

「The部活!」紹介記事はこちら

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