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月刊おりがみ

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世界にひろがる「おりがみ」情報満載!

季節にあった折り紙の折り方がたくさん載った楽しい雑誌「月刊おりがみ」毎年の行事にあわせた内容を特集します。
幼稚園、保育園の壁紙飾りや教材として、また、四季折々の暮らしを飾り、ゆとりある豊かな気持ちを育み子どもから大人まで楽しめます。

≪501号≫
特集 こどもの日
●季節の窓辺
朝日 勇

連載 第9 回 
避暑地の五月 
May in a summer resort
森と林を いくつか抜けて
広がるこの地に 夏館
五月の風は 緑葉と
秘かに言葉を 交わしつつ
人 来ぬ道の一筋を
来る人有りやと 目を注ぐ

時 流るれば 此の郷も
人の行き来が 繁くなり
夏のページの 花開く
今は静けさ 満ち満ちて
妖精達の 我が世界

●ミニ知識

◇端午の節供…端午とは「月の初めの午の日」という意味なので本来は5 月とは限りませんが、旧暦5 月は現在の6 月にあたり、じめじめとして病気がはやり、害虫の被害も多い梅雨の時期なので古代中国では物忌みの月とされました。数字が重なる5 月5 日を端午の節供と決め、強い香りのする菖蒲と蓬を使って邪気(病気を引き起こすもととなると考えられたもの)をはらう行事が行われました。それが日本に伝わり、田植え前に菖蒲や蓬で
葺屋根の下で、身を清めるという女性の祭に結びついて、菖蒲湯に入って厄よけをする風習が生まれました。中世に入り武士の時代となると、菖蒲が「尚武(武事を尊ぶこと)」と音が同じであることから、男の子の成長を願う祭へと変わっていきました。江戸時代には危険で廃れましたが、子どもたちが両軍に分かれて石合戦を行う行事もあったそうです。鎧や兜や刀が、身を守るものとして飾られ、江戸時代末期には紙製の鎧兜飾りがはやったそうです。
◇菖蒲…サトイモやミズバショウの仲間で湿地に育つ多年草。花菖蒲とはまったく違いますが、剣の形の葉が似ていることから、花菖蒲と混同されてきました。夏に黄緑色の小さな花が穂になって咲きます。
◇薬玉…もともとは端午の節供の飾り物で、邪気をはらい長生きを願うために、香りや薬効のある菖蒲や蓬などを編んで丸めて玉を作り、五色(青、赤、黄、白、黒)の糸をたらしたものでした。柱や簾に掛けたり、身に着けたりしていました。

●ミニ知識参考図書:『花と樹の事典』(柏書房)、『和菓子の世界』(岩波書店)、『植物と行事⦆その由来を推理する』(朝日新聞社)、『植物ごよみ』(朝日新聞社)、『里山の植物ハンドブック』(NHK出版)、『忘れないで季節のしきたり日本の心』(小学館)、『WASHI 紙のみぞ知る用と美』(LIXIL出版)、『年中行事を体験する』(中央公論新社)、『和ごよみと四季の暮らし』(日本文芸社)、『日本のしきたりがわかる本』(主婦と生活社)、『年中行事事典』(三省堂)、『雛まつり親から子に伝える思い』(近代映画社)、『変わり兜図鑑』(新人物往来社)、『大辞泉』(小学館)、『学習国語百科事典』(三省堂)、『江戸暦江戸暮らし』(亜紀書房)、『朝日新聞』(朝日新聞社)、『世界大百科事典』(平凡社)

ほか

+Company:日本折紙協会

+Price(before tax):786円

+Interval:月刊

+Release date:毎月1日

+Link:日本折紙協会

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Magazine

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